化粧品に配合されるシンエイクとは?
シンエイクとは「ヨロイハブ」という蛇の神経毒を参考に作られた人工の成分、疑似蛇毒です。
化粧品に配合されるシンエイクはこの蛇の毒の筋肉の麻痺、弛緩作用を利用してシワを伸ばすというものです。
本物の蛇の毒ではなく、人工の成分ですので現在のところ副作用などは確認されていませんので、安全な成分です。
2006年にはスイス・テクノロジーアワード賞を受賞したシンエイク。
開発したペンタファーム社もその効果を実証し、過去に検証データも公開していました。
しかし、現在は検証データは見当たりません。
シンエイク化粧品のシワへの効果は?
シンエイクの原料メーカーが公開していた試験データによると1日2回、28日間使用して、52%のシワが改善され、シワが薄くなるような効果が確認されたとあります。
しかし、毒の蛇の弛緩作用を利用したシワ改善(?)なので、一時的(原液なら10時間程度)にシワの周りの筋肉を緊張、麻痺させて伸ばしているだけで、お肌が若返っているわけではなく根本的なシワの改善にはなっていないのでは?と疑問が残ります。
アンチエイジング(お肌の若返り)の観点からするとシンエイクには「効果がある」と表現するには少し違うのかもしれません。
また、そもそも角質層にまでしか浸透できない化粧品成分としてのシンエイクが、ボトックス注射でもないのに、シワ周りの筋肉に作用できるのでしょうか??
化粧品メーカーが謳う、シンエイクのシワ改善効果が本当であれば素敵ですが、「シワがなくなった」「薄くなった」なんてクチコミは聞いたことがありませんし、たまに見る効果らしきクチコミでも「少し薄くなったような気がします」程度です。
毎日のスキンケアの方法は、女性であればシンエイクだけを使っているわけがないので、少し薄くなった程度であれば、シンエイクの効果と確信するには無理があると思います。
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