プラセンタは効果がないってホント?サプリも馬プラセンタもダメ。。 18.02.21  (更新: 

健康や美容にいいとされ、アンチエイジング効果が期待できると注目の成分「プラセンタ」。
ここでは美容面でプラセンタをどのような形で取り入れたらいいか、また、オススメのプラセンタ商品をご紹介します。

プラセンタについて詳しくはこちらもご覧下さい。

プラセンタの摂取方法

現在、プラセンタを美容目的で利用するには、「注射」「化粧品」「サプリメント」の3つの方法があります。

プラセンタ注射

プラセンタ注射は、直接体内にプラセンタを注入します。
美肌効果という面では化粧品やサプリメントより期待できますが、注射なので医療行為にあたり、医療機関でしか受けられません。
また、効果が一時的なので、定期的に注射を受ける必要があります。

さらに危険性が指摘されている点もあります。
注射には皮下注射・筋肉注射・静脈注射など、いくつかの種類がありますが、静脈注射(点滴)はプラセンタの摂取方法として認められていません。

静脈注射は直接血管内にプラセンタを注入するので吸収率は上がりますが、血圧低下や呼吸困難、ショック状態を引き起こす可能性があるからです。
安全性が高いのは皮下注射か筋肉注射なので、そのどちらかを選ぶようにしましょう。

また「カクテル注射」と呼ばれる注射にも注意が必要です。
カクテル注射はプラセンタにビタミンやパントテン酸などの他の美容成分を複数混合して注入する方法。
美容クリニックなど一部の医療機関では実施されているところもあるようですが、これも認可されていない摂取方法です。
静脈注射と同じように血圧低下やショック状態など、思わぬ事故が起きる可能性があり、複数の成分を混合して注射することでどんな体調変化が起こるかもわかりません。

プラセンタ注射は、医療機関に行かないと受けられないわずらわしさと安全性の問題から、効果は高いもののハードルの高い摂取方法と言えそうです。

プラセンタ化粧品

プラセンタ化粧品は、肌に塗ることでプラセンタの美容効果を期待するものです。
プラセンタにはさまざまな美容効果があり、その有効成分の一つ「成長因子」には、肌を活性化したりシミを薄くしたりという働きがあります。でも真皮まで浸透しないプラセンタ化粧品では、そういったプラセンタ特有の美容効果はあまり期待できないんです。

実は化粧品が浸透するのは表皮の「角質層」(0.02mm)まで。
たとえ浸透率がいいものでも角質層の奥までで、その奥の「真皮」まで届くことはありません。
私たちの肌は角質層のバリア機能によって外部の刺激から守られていますが、その働きによって化粧水や美容液などの化粧品も肌の奥まで浸透することはないんです。

最近では、真皮に働きかけると謳う化粧品も出てきていますが、高額な上、まだまだ数も少なく、化粧品として販売している以上、美肌効果も不明です。。

ただし、プラセンタ化粧品でも角質層には作用するので「アミノ酸による保湿効果」や「ターンオーバーの正常化」「肌のバリア機能UP」といった効果は期待できます。

プラセンタサプリメント

最後にプラセンタを経口摂取するプラセンタサプリメントがあります。
プラセンタ注射のような即効性はなく、効果を実感するまでに平均1~3ヶ月、プラセンタ注射と同じくらいの効果が期待できると言われていますが、サプリメントでの経口摂取による美肌効果というのは、証明されていません。

美容クリニックなどでは医療機関でのみ処方できるプラセンタサプリもあるので、効果がありそうに感じますが、実際には経口摂取によるプラセンタの効果は実証されていないのが現状です。

また、プラセンタサプリの経口摂取による健康被害が日本国内で3件報告されています。
症状としては、発疹、浮腫、せき、微熱などで、いずれもアレルギーや薬剤性肝障害ですので、アレルギー体質の方は注意が必要です。

国産のプラセンタサプリメントは原料に安全なものしか使われていないので、副作用の心配は少なく、ドラッグストアや通販などでも購入できるので、信頼できるメーカーのサプリを試してみる分には問題なさそうです。

プラセンタの美容効果や副作用について、詳しくはこちらをご覧ください。

プラセンタサプリメントの選び方

このように「注射はハードルが高い」「化粧品では高い効果は期待できない」ことから、プラセンタを美容目的で使用する場合は、安全で手軽な「サプリメント」を利用する方が増えてきました。

健康にも美容にもいいとされるプラセンタサプリメントは人気が高く、さまざまな商品が各メーカーから販売されています。

プラセンタ注射ほど効果は実証されていませんが、サプリメントは手軽に経口摂取できるので、ここではその選び方のポイントをご紹介します。

まずは原料。
一般的なのは馬や豚の胎盤から抽出されるエキスを使った「動物性プラセンタ」ですが、魚の卵巣膜を使った「海洋性プラセンタ」、植物の胎座と呼ばれる部分を使った「植物性プラセンタ」など、その原料もさまざまです。

海洋性プラセンタにも植物性プラセンタにもそれぞれメリットはありますが、魚や植物には胎盤がなく、プラセンタ特有の効果は期待できないので、やはり動物性の原料のものを選ぶといいでしょう。

また、動物性プラセンタの中でも親和性の高い「馬」か「豚」由来のプラセンタの方が良い効果が期待されるといわれています。
特に馬の場合は飼育環境が徹底されている「サラブレッド」由来のもの、豚の場合は健康な個体である証の「SPF豚」由来のものを選びましょう。

1回で約10頭の赤ちゃんを生む豚の出産は、1年に約2.5回。
馬に比べて胎盤から抽出できる回数も多いので、若干価格が抑えられます。

ただ、出産回数が多い分、豚の胎盤は薄い水膜状になっています。

馬の場合は人間と似ていて、妊娠期間は約11ヶ月、1年で1頭の赤ちゃんしか出産できませんが、その分胎盤が厚く、豚プラセンタにはない必須アミノ酸成分を6種類も含んだ非常に濃いプラセンタです。

そのため、馬プラセンタは豚プラセンタに比べて希少で高価になりますが、高い美容効果が期待でき、とてもオススメです。

SPF豚のプラセンタもオススメですが、価格が気にならない方は、やはりおすすめは「サラブレッド馬のプラセンタ」です。

さらにより純度の高さと抽出方法にもこだわるのもいいようです。
できるだけ混じりけのない純度の高いもので、有効成分が多くなる抽出方法をチェックしましょう。

オススメなのは、純度が100%で含有量が500mg前後のもの。
さらに抽出方法は有効成分が破壊されない「酵素分解抽出」または「凍結酵素抽出」のものが人気です。

また安全性を考えるなら、無添加のものがベストですね。

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