40歳を過ぎると加齢によるシワ、たるみが急に酷くなってきますよね。。
何とかしたいと思っても、育児や家事、ご近所づきあいなど、毎日忙しくしていると自分の事がだんだんとお留守になってしまいます。。。
確かに老化は止められないので、ある程度は仕方ありません。
でも、シワ、たるみのスキンケア、エイジングケアを今、日常的に行っているかいないかで10年後の肌はかなり違ってくると言います。
最近では40歳、50歳という女性の方でも10歳以上若く見える方も多くなってきました。
私たちが子供の頃の70歳のお婆ちゃんに比べ、最近の70歳の女性の方は「お婆ちゃん」というのは程遠いほど、若々しい方が増えていますね。
今回は化粧品での40代からのエンジングケア方法について、ご紹介していきます。
シワの原因とコラーゲン
顔などお肌のシワの原因は肌表面の角質層の乾燥と表情筋のの衰えによる、コラーゲンの減少です。
40代、50代の方でも若い方でも原因は同じですが、40代の方はより保湿力やターンオーバーが衰えているので、専用のケアも必要です。
そのコラーゲンの中でも40%がお肌、つまり皮膚に存在しており、コラーゲンの補充がお肌の若々しさに大きく影響していることが分かります。
つまり、失ったコラーゲンを補うことができれば、シワを改善することが期待できるのです。
目元や口元にできる浅いシワを一般的に「ちりめんジワ」といい、このような浅いシワは保湿することで比較的、すぐに改善することができますが、額(おでこ)やほうれい線にできる深いシワ、いわゆる表情ジワは保湿するだけでは、まず改善しません。。
額やほうれい線にできる深いシワや表情ジワは表情筋の衰えやコラーゲン不足によってハリがなくなったこと、笑った際にできる長年の癖などが原因です。
このような深いシワを消すのはなかなか難しいですが、若々しい素肌を保つためにはシワの種類を問わず、基本的にはコラーゲンの補充がとても重要です。
では、失ったコラーゲンを補うにはどうすればいいのでしょうか?
コラーゲンは食べても効果ない?
コラーゲンをサプリメントやドリンクなどで経口摂取して、健康や美容に役立てようとする商品が多くあります。
コラーゲンは体内で形成されますが、コラーゲン自体を食べても(経口摂取しても)コラーゲンがお肌に運ばれ、美肌成分として機能することはありません。
美容のためにコラーゲンを経口摂取するくらいなら、ビタミンCを多く摂り、体内で良質なコラーゲン形成を期待する方が現実的なのです。
経口摂取でのコラーゲンの美容効果については、科学的根拠が乏しく否定的な専門家らの見解が多く見られ、現時点では美容効果はないとするのが一般的な考え方です。
しかし、明治大学の経口摂取におけるコラーゲンの健康効果についての研究、コラーゲンペプチド言説「低分子コラーゲン」の研究では、注目すべき点がいくつかあります。
「コラーゲンを摂取するとプロリルヒドロキシプロリンやヒドロキシプロリルグリシンといったアミノ酸が2つ繋がったコラーゲン特有のペプチドが特異的に増加する」というものですが、まだ基礎的研究の段階であり、健康効果言説としてのコラーゲン研究と直接的には結びついていないのが現状です。
(参考:明治大学科学コミュニケーション研究所)
コラーゲン配合化粧品の効果は?
コラーゲンの美容効果への期待は経口摂取以外でも化粧品という形でお肌に塗布する方法もあり、今ではコラーゲンを配合した化粧品が多くあります。
これは、失ったお肌のコラーゲンをスキンケア化粧品として肌表面に塗り、コラーゲンのある真皮層まで浸透させることで、失ったコラーゲンを補うことを期待しています。
しかし、残念ながら化粧品が浸透するのは角質層までで、真皮まで浸透することはありません。
化粧品の定義は「角質層に作用するもの」とされており、真皮にまで浸透するものは、もはや医薬品の扱いとなってしまいます。
では、コラーゲン配合の化粧品は全く効果がないのかというと、そうでもないようです。
一般的にお肌の真皮にまで浸透するかしないかの基準は分子の大きさや水溶性(水に溶ける)か脂溶性(油に溶ける)かで決まるとされます。
つまり、真皮層にまで浸透するには分子量は約500までで、脂溶性である必要があると言われています。
一般的なコラーゲンの分子量は
- 動物性コラーゲンで約30万
- 熱分解された動物性コラーゲン(ゼラチン)で約10万
- 動物由来のコラーゲンペプチドで約3,000~1万
- 魚由来のコラーゲンペプチドで約500~1万
- 低分子コラーゲン(加水分解コラーゲン)で約500~3,000
- 生コラーゲンで約500~1,000
とされ、平均的には1万~30万、小さいものでも500以上と言われていますので肌表面から真皮に浸透するには難しいのです。
DHCが開発した真皮層まで浸透する「スーパーコラーゲン」とは?
DHCが研究開発した超低分子コラーゲン「スーパーコラーゲン」(特許登録日:2012年5月18日)は分子量は500を切っていると言われ、お肌の真皮にまで浸透し、作用すると謳っています。
ただし、健康なお肌には体内に異物の進入を防ぐための電気的なバリア機能が備わっており、「分子量は約500までで脂溶性」であっても簡単には浸透できないはずです。
しかも、同社の「スーパーコラーゲン」は「コラーゲン」ではなく「ジペプチド-8」というアミノ酸の一種のようで、同社の化粧品自体には「ジペプチド-8が浸透するのは角質層まで」と記載されており、真皮まで届くということは書かれていないようです。
もちろん「ジペプチド-8」もアミノ酸の一種なので、様々なアミノ酸で構成されるコラーゲンの代わりになるのでは?と期待しそうですが、そもそも、若々しい美肌に必要なお肌を構成しているコラーゲンとは違います。
こうなると、お肌に「コラーゲンが補充されたことによるエイジング効果」ではなく、これまでの一般的な化粧品と同じく「ジペプチド-8」が角質層に浸透したことによるお肌の効果に留まると思われます。。
前述のように、「化粧品」として販売している以上、商品には「ジペプチド-8」は真皮にまで浸透するとは書けないということでしょうか??
DHCのスーパーコラーゲン、気にはなりますね。
小ジワを改善するセラミドとヒアルロン酸
小ジワは保湿成分の「セラミド」や「ヒアルロン酸」を配合した基礎化粧品でケアすることで、比較的簡単に改善することができます。
ヒアルロン酸やセラミドについてもコラーゲンと同じくサプリなどで口から摂取しても、他の食品と同じく体内でブドウ糖とアミノ酸に分解されるだけ美容効果は期待できません。
美容液などで肌に塗っても分子量が大きいため、真皮に浸透するわけがなく、肌本来の美容成分は補充されません・・
これは分子量1万以下の低分子ヒアルロン酸、いわゆる「加水分解ヒアルロン酸」でも同じことです。
しかし、角質層のバリア機能を補強し、潤いを保つ働きがあり、肌表面の細かい小ジワなどでは効果を感じることができます。
この角質層までの表面上の小じわ改善効果は分子量50万~200万の通常のヒアルロン酸でも、分子量1万以下の加水分解ヒアルロン酸でも効果は同じですので、ヒアルロン酸だけの効能を見ると、高価な加水分解ヒアルロン酸配合の化粧品にこだわる必要はなくなります。
一般的にシワに効くとされる化粧品成分
ここで、40代の頑固なシワに効果的と言われている、オススメの化粧品成分をご紹介します。
是非、化粧品選びの参考にしてみて下さいね。
繊維芽細胞を活性化する成分
幹細胞エキス、プラセンタ、ビタミンC・FGF・EGF(ヒトオリゴペプチド-1)・レチノールなど(たるみに有効)
抗シワ成分
アルジルリン・レチノール・シンエイクなど
抗酸化作用のある成分
ビタミンC・アスタキサンチン・ナイアシンなど(エイジングケア)
保湿・ハリ肌成分
アスタキサンチン・セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン・リコピン・コエンザイムQ10、メビヴェール、プロテオグリカンなど(シワ・たるみに有効)
40代の方にオススメの化粧品をこちらのページの最後でご紹介していますので、こちらも参考にしてみて下さい。
- 広告
- 広告