EGF化粧品の美肌効果 16.03.03  (更新: 

EGF(Epidermal Growth Factor)とは

EGF(Epidermal Growth Factor)とは上皮細胞増殖因子(じょうひさいぼうせいちょういんし)というたんぱく質の一種。
アメリカの生物学者スタンレー・コーエンという博士に発見され、ノーベル生理学医学賞を受賞ました。
加齢によりEGFの分泌量は減少し、細胞の再生速度が遅くなりお肌が老化していきます。
そこでEGFをスキンケア化粧品によってお肌に補給することで、加齢により衰えたお肌の本来の再生・促進能力(ターンオーバー)を助けることができます。
このEGFは細胞内で飽和状態になった場合、それ以上補給されることはなく副作用がない安全な成分とされています。
アメリカの臨床試験で新生細胞の成長を平均284%促進させることが実証できたというデータがあり、50歳以上の人でも改善されたというから驚きです。

EGFはターンオーバーを促進させる成分

EGFは人の体内にある、たんぱく質で、Growth Factor(グロースファクター)の一種です。
EGFとはそもそも人間が生まれながらに持っている「細胞を再生させる因子」のことで、新しい細胞の生産を促し、シワやシミの予防、解消する働きがあります。
「皮膚の表面にある細胞に働きかけて分裂、集合を繰り返しながら、新しい細胞の生産を急速に促進する」働きや、血流の流れを良くして、コラーゲンの蓄積を促す働きもあります。

「EGF」の特徴

  • 新しい皮膚細胞増殖によるシミ・しわ等の予防と解消
  • 肉芽再生作用
  • 細胞呼吸を促進し、肌のターンオーバーを高める

EGFを配合した化粧品

EGFは発見当初、僅か1gが8,000万円というとても貴重なものでしたが、多くの研究者の抽出技術や生産技術の向上で現在では一般のスキンケア化粧品に配合できるほど身近になってきました。
日本では2005年に厚生労働省により化粧品化の認可され様々な化粧品に配合されています。成分表示は「ヒトオリゴペプチド-1」となっています。
EGFを補うことでお肌が活性化(新陳代謝の活性化、ターンオーバーの促進)し、シワ、シミを予防・改善し、潤いとハリのある若々しい健康な素肌に整えることが期待できます。
EGF配合スキンケア化粧品を使用する場合は他の潤い成分配合化粧品の後に使うとEGFが細胞まで浸透しませんので、肌細胞に効果的にEGFを補給するためには洗顔の後、すぐにEGF化粧品を使用することが必要です。

また、EGFの効果が期待できるのは一定の濃度が必要で、ある一つの目安として、民間団体の日本EGF協会というNPOが効果のある一定の濃度基準を満たしている商品には認定シールを掲載を許可しており、EGF化粧品を選ぶ際の参考になります。
しかし、日本EGF協会のシール掲載の基準には「一定の濃度基準を満たす」の他、たとえ濃度基準を満たしている化粧品でも「協会に入会」していないと認定シールを表示できないということなので協会認定シールがない商品が必ずしも必要濃度に達していないというわけではないようですので参考程度にして下さい。

敏感肌やアトピーの方はEGF化粧品は避けた方がいい?

EGFは前述したように基本的には副作用はなく極めて安全性の高い成分です。それはEGFを取り入れすぎても必要な量以上に取り込まれることはないからです。
しかし、敏感肌の方やアトピーの方は健康な肌の人に比べて神経細胞が表皮まで伸びているため、EGF配合化粧品を使うと肌荒れが出ることがあります。
特にアトピーの方は肌が痒くなったりニキビが発生したりしてしまうこともありますので症状が酷い場合は使用を控えた方がいいいでしょう。

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