テカリ知らずの保湿術を伝授! 油断しがちな夏の保湿は超重要! 18.06.16  (更新: 

夏は湿気も多く、汗や皮脂のベタつき、テカリが気になるところ。ついつい保湿がおろそかになりがちです。でも油断して保湿を手抜きしていると、知らない間に肌はダメージを受けているんです!
そこで、今回はベタつきやテカリが気にならない、夏の保湿術を見ていきましょう!

意外と乾燥してる?夏でも保湿は大切!

夏のお肌は汗や皮脂が増えるし、ベタつきが気になるくらいなのに、この時期に乾燥なんて...と思いますよね?でも、真夏の強い紫外線やエアコンなどで、お肌は意外と乾燥しているんです。

この夏特有の乾燥は、角質層にダメージを与えたり、美肌のために重要なターンオーバーのサイクルを乱したりします。すると、乾燥から肌を守ろうと皮脂の分泌が過剰になり、肌表面のベタつきやテカリがひどくなります。

テカリやベタつきがひどくなると、洗浄力の強い洗顔料を使ったり、つい力を入れて洗顔したり、保湿を軽く済ませたり...と皮脂と取るケアに偏りがち。
でもこういったケアばかりしていると、保湿されない肌の内側はますます乾燥し、肌表面のベタつきは解消されない...という悪循環が出来上がってしまいます。
これがいわゆる「インナードライ」の肌。

肌の内側の乾燥に気づかずそのままにしていると、空気の乾燥する秋や冬には、肌の内側も外側も乾燥した、ボロボロの肌になってしまうかもしれないんです!

ただ、自分がインナードライかどうかって、なかなかわかりづらいですよね?
肌の内側の状態を見極めるのは難しいですが、洗顔後の肌の状態である程度判断できます。普通に洗顔した後、5~10分、化粧水も何もつけずにしばらく放置。

健康な肌なら皮脂が出てくることもなく、サラサラでつっぱった感じもありません。
すぐに肌がつっぱったり、カサカサしてくるようなら乾燥肌。
つっぱった感じはないものの、皮脂やテカリが気になるようならオイリー肌。
そして、洗顔後すぐはつっぱった感じがありカサカサしているのに、徐々に皮脂が出てテカってくるのがインナードライ肌です。

普段は健康な肌の人も、厳しい夏の環境ではインナードライになりやすい状態。
そうならないために、夏でも保湿はしっかりしないといけないんですね。

ベタつかない!テカらない!化粧水の使い方

保湿といえば化粧水。ベタつきやテカリを防ぎつつ、しっかり保湿するためには、化粧水の使い方にもちょっとした工夫が必要です。

化粧水のつけ方

まず、化粧水をどうやってつけるか。
手に取ってそのままつける人もいれば、コットンでつける人もいるでしょう。それぞれメリットがありますが、おススメなのは手でつける方法。

コットンを使うと「顔の凹凸を気にせずすみずみまでなじませられる」「化粧水がこぼれないくい」「化粧水が手に残らないのでベタつかない」というメリットがあります。

コットンを使ったケアは健康な肌なら問題ありませんが、紫外線や空調などで肌が乾燥していたり、敏感になっていると、コットンの刺激が肌を傷つけてしまうことも...。
インナードライになっている可能性がある場合は、コットンでのお手入れは避けた方がいいでしょう。

化粧水は温めてから使おう!

化粧水はそのまま使うより、少し温めてから使う方が肌への浸透力がUPします。
温める、といっても温度には要注意。あまり熱すぎるとかえって肌を傷めてしまいます。
目安としては人肌程度の温かさ。レンジで温める方法もありますが、ちょうどいい温度にするのは難しいでしょう。

一番簡単なのは、化粧水を手に取って少し置いてから肌につける方法。手の体温によってちょうどいい温度に温められます。
その点からも、手を使ったスキンケアがおススメなんですね。

化粧水を選ぶポイント

夏はベタつきやテカリが気になり、いつもの化粧水からさっぱりタイプに切り替える人もいるのでは?
汗や皮脂がひどい時には気持ちよく使えますが、使用感だけで化粧水を選ぶと、肌に合わずますますテカリがひどくなることも...。
化粧水には大まかに「しっとり」タイプと「さっぱり」タイプに分かれますが、使用感だけでなく成分もずいぶん違います。

さっぱりタイプの化粧水は、油分や保湿成分が抑えられ、スーッとした清涼感を出すためにアルコールが含まれたものがあります。
スッキリした使用感で、ベタつきを気にせず使えますが、乾燥肌やインナードライの肌には保湿成分が足りない場合があります。
また、アルコールには肌表面の皮脂膜を壊してしまう作用があるので、これも乾燥している肌には合いません。

他にも収れん化粧水には要注意!収れん化粧水とは、普通の化粧水と違い、肌の引き締め効果のある化粧水。「引き締め化粧水」「タイトニングローション」などという名前でも販売されています。

収れん化粧水は、肌の引き締めと保湿の両方ができるので使い心地はいいのですが、皮脂を取る作用があり、これもアルコールが含まれているものが多いので、やはり乾燥している肌には向きません。

化粧水は使用感だけでなく、自分の肌質と化粧水の成分が合っているか、よく確かめてから使うのが大切ですね。

夏も乳液・美容液はマスト!心地よく使うには?

夏は乾燥してないし、ベタつくのがイヤだから...と乳液や美容液を使わず、化粧水だけで済ませるのはNG!

化粧水で補充した水分は、乳液や美容液でしっかりフタをしないと、どんどん蒸発してかえって乾燥してしまいます。夏でも化粧水だけの保湿では不十分なんです。

洗顔→化粧水→乳液・美容液のステップはスキンケアの基本!
ベタベタして気持ち悪いから、面倒だからと省略するのはやめましょう。

基本は同じ。乳液・美容液のつけ方

乳液や美容液は、化粧水のようにたくさん使う必要はありません。
商品によって使用量は違いますが、少量を手に取り顔全体に薄くのばしたら、特に乾燥しやすい目元や口元は少しだけ重ねづけします。

皮膚の薄い目元や、動かす事の多い口元などは夏でも乾燥しやすい部分。少量を部分的に重ねづけすることで、より乾燥からお肌を守ることができます。
他にも気になる部分があれば、同じようにケアします。

全体に行きわたったら、最後に両手で顔を包むように押さえハンドプレスして完了です。

ベタつかないポイントは温めること!

「化粧水は温めて使う」と言いましたが、乳液や美容液も同じように肌にのせる前に、手で少し温めてから使うと浸透しやすくなります。
すばやく肌に浸透することで、ベタつきにくくなり、効果もUPします。

乳液や美容液の浸透を速めることは、化粧水で補充した水分を逃さず、お肌の潤いにもつながります。
美肌づくりのためにも、おさえておきたいスキンケアのポイントですね。

乳液・美容液は種類にも気を付けて

乳液や美容液にもいろいろな種類がありますよね。
とろみのある濃厚なものより、サラサラのさっぱりしたものの方がベタつかず、気持ちよく使えそうですがちょっと待って!

乾燥がひどい人やインナードライの可能性がある人は、使い心地だけでなく、成分にもこだわった方が、しっかり保湿しながら皮脂をおさえられます。

そこで重要になるのが「セラミド」。セラミドは簡単に言うと、角質層にある肌の潤いに不可欠な成分。
肌の保湿機能の大半がこのセラミドの働きによるものとされていて、肌のバリア機能にも関係する大事な成分なんです。
そんな保湿に欠かせないセラミドですが、紫外線やエアコン、洗顔のしすぎなどで肌が乾燥すると、どんどん減少してしまいます。

さらに、一度減少したセラミドはすぐには増えません。
セラミドは水より油分に溶けやすい性質があるので、油分を含む乳液や美容液で補充するのがベター。
乳液・美容液は保湿に欠かせない「セラミド」が配合されているものを使うようにしましょう。

セラミドについてさらに詳しく

また、セラミドと並んで有名な保湿成分が「ヒアルロン酸」。ヒアルロン酸を含んだスキンケア商品も多いですよね?
実はヒアルロン酸にもいくつか種類があり「ヒアルロン酸ナトリウム」「アセチルヒアルロン酸」「加水分解ヒアルロン酸」があります。
同じヒアルロン酸でもそれぞれの性質があり、角質層まで届くもの、肌表面の保湿に役立つものなど、違いがあります。
特によく使われている「ヒアルロン酸ナトリウム」は、濃厚なものが多く、とろみのあるテクスチャーが特長。皮膜を作ることで水分の蒸発を抑える作用があるので、保湿はされるものの、ますますテカって見えることも...。あまりにテカリが気になる場合は、ヒアルロン酸が肌に合っていない場合もあります。

一般的に肌にいいとされている成分も、全てが自分の肌に合っているとは限りません。化粧水と同じように、乳液や美容液も自分の肌質に合っているかどうか、よく見極めて使うことがテカリのない肌への近道なんですね。

夏もしっかりスキンケアしよう!

いかがでしたか?
結局、基本のスキンケアと変わらないじゃん...。と思われるかもしれませんね。
肌質もありますが、テカリやベタつきの原因は、実は保湿の仕方に問題があることも多いんです。
基本的なスキンケアできちんと保湿することは、こういった皮脂トラブルの解決にもつながります。

毎日の何気ないスキンケアも、少し注意するだけでお肌のコンディションが変わって、テカリと無縁の涼やか顔にチェンジできるかもしれませんよ。

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