スキンケア化粧品で重要なのは「抗酸化・抗糖化」 16.07.04  (更新: 

シワやたるみなどのお肌の衰え、老化現象の原因の一つとされる終末糖化産物「AGEs」(エイジス)をご存知ですか?
AGEsとは「Advanced Glycation End products」の略で、このAGEsを溜めないことが若々しい美しい肌を保つためには大変重要なのです。
ではこのAGEs、どのようにしてお肌に発生し、溜まってしまうのでしょうか?

酸化を防ぐ

酸化の原因、「活性酸素」。この活性酸素が発生する原因が喫煙や紫外線、ストレスや不規則な生活などがあります。
しかし、体内にはもともとこの活性酸素を抑制するSODという抗酸化物質が備わています。
このSODが加齢とともに減少していくことで肌老化が進行していきます。

糖化を防ぐ

糖化とはお肌がコゲる反応「糖化反応」(メイラード反応)のことで、体内のたんぱく質に反応して架橋構造をつくり、急激に肌が老化を進めます。
糖化たんぱく質は肌のターンオーバーを遅くしてしまいます。
このたんぱく質の糖化を防ぐには糖とたんぱく質をできるだけ近づけないことが重要で、つまり血糖値が上がらないようにすることです。
また、酸化が進むことで糖化も進むことが分かっています。

アンチエイジングには抗酸化以上に抗糖化が重要と言われています。

AGEsを溜めない生活習慣が重要

糖化や酸化を防ぐこと、つまりAGEsを溜めないためには生活習慣がとても大切で、基本的に偏食や不規則な生活で血糖値が上がる生活を改善することが効果的です。
例えば炭水化物や甘いものは控え、お菓子などを間食したり清涼飲料水などのジュースをできるだけ摂らないように心がけるなど、糖質の多い食生活を見直し、ストレスを溜めないよう、睡眠や運動もに適度に取って規則正しい生活を心がけましょう。
また、食後に30分程度、ウォーキングなどの軽い運動をすることも血糖値を上昇させないために効果的です。

「抗酸化」・「抗糖化」に良いとされる成分

抗糖化に良いとされる成分は下記のように植物成分ばかりです。

  • ヤマブドウ
  • トウモロコシ(花柱)/li>
  • 桜の花エキス
  • ローマカミツレ(カモミール)
  • セイヨウオオバコ(種子)
  • 茶葉
  • ヨモギエキス
  • オリーブ(葉)
  • どくだみ
  • 柿の葉
  • グァバ
  • カルニシン
  • アンセリン
  • アポラクトフェリン
  • αリポ酸
  • サポニン
  • ビタミンB6
  • メトホルミン
  • アルギニン

抗酸化成分は下記のようなものがあります。

  • アスタキサンチン
  • ビタミンC(L-アスコルビン酸)
  • 植物性ビタミン「OPC」
  • ビタミンE(酢酸トコフェロール)
  • アントシアニン
  • ユビキノン(コエンザイムQ10)
  • フェルラ酸
  • フランス海岸松樹皮
  • ルテイン
  • ペプチド
  • ピクノジェノール
  • ビタミンB群
  • コエンザイムQ10
  • リコピン
  • 水素水
  • 大豆イソフラボン
  • カテキン
  • βカロテン
  • αカロテン
  • アサイー
  • ザクロエキス
  • ゴマリグナン

など。

抗酸化成分を多く含む食品

アスタキサンチンを多く含む「鮭」、「いくら」、リコピンを多く含む「トマト」、カロテンを多く含む「ほうれん草」、「かぼちゃ」、「人参」、「しその葉」、カテキンやタンニンを多く含む「赤ワイン」、「緑茶」、「バナナ」、アントシアニンを多く含む「ブルーベリー」、イソフラボンを多く含む「大豆」、ケルセチンなどを多く含む「蕎麦」、「リンゴ」、その他、抗酸化成分を含む「イチゴ」や「プルーン」、「ショウガ」、「コーヒー」、ビタミン系では「うなぎ」や「レバー」、「キウイ」や「柿」などのフルーツにも豊富に含まれます。
このように美肌食材は上記の他にもたくさんありますので、いろいろな美肌食材を意識して多く摂るようにしましょう。

抗糖化・抗酸化成分を含むオススメのスキンケア化粧品は?

以上、抗糖化・抗酸化がアンチエイジングにとって、とても重要ということを解説いたしました。
それでは、抗糖化・抗酸化成分が含まれる、抗糖化・抗酸化効果の高いオススメの化粧品はどのようなものでしょうか?
実は化粧品業界では「抗糖化」、「抗酸化」という表現は薬事法で禁止されています。
ですので、配合成分を確認して、ご自分で試してみるしかありません。

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