ヒト由来の幹細胞コスメの安全性。副作用は? 16.02.04  (更新: 

(2018年7月10日更新)

幹細胞コスメの由来成分には現在主流のものでは「植物由来」、「ヒト由来」のものなどがあり、植物由来に関しては「リンゴ幹細胞」をはじめ、他にも様々な植物由来の幹細胞エキスが化粧品成分とし使われています。
化粧品の幹細胞成分について詳しくはこちら

一方、ヒト由来の幹細胞コスメは植物由来のものよりも効果が高いとされ、注目されてきました。
それはヒト由来のものは細胞を活性させるためリガンドが合致することで隣接する細胞と相互作用し、組織の再生能力を助けることが期待されということです。

植物由来の幹細胞エキスは抗酸化作用や潤いを与え、美肌に効果があるとされていますが、そもそもこの細胞の活性化に不可欠な「レセプター」と「リガンド」という仕組みがないために人の細胞の活性にはつながらないというように言われています。

ヒト由来の幹細胞化粧品は安全?副作用はないの?

ここでヒト由来幹細胞エキスについて安全性は大丈夫か?ということが疑問視される声もあります。

同じような化粧品成分でプラセンタ(胎盤エキス)というものがあります。
これはターンオーバーの速度を整え、お肌に潤いとハリを与えお肌の若返りも期待できるという優れた成分です。

実はこのプラセンタも「ヒト由来」のものがあり、ヒト由来のプラセンタには後になって使用することによるリスクが報告されました。

それは、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病などの感染の危険性があるために、ヒト由来のプラセンタ由来製剤を注射した人は日本赤十字社により2006年10月から献血や臓器移植ができなくなったということです。
参考: 日本赤十字社「献血をご遠慮いただく場合」

現在ではヒトプラセンタは薬事法で化粧品や食品への使用が禁止され、日本では入手できなくなりました。
しかし、プラセンタの前例は「ヒト由来のプラセンタ由来製剤を注射した場合」で化粧品の場合は肌に塗布するような使い方なので、感染などのリスクは低くなります。

どんな化粧品成分でも出てきた当初、認可されたばかりのものは実績がないため、危険なのでは?と意見が少なからず出てきますし、競合によるネガティブキャンペーンも行われたりもします。

新しいものにはリスクがあるのは仕方のないことですが、ヒト由来幹細胞は2012年に化粧品成分として認可され、既に6年経過した現状、特に重大な副作用なども報告されておらず、既に安全な成分といえるでしょう。

ヒト由来は高価すぎるので、試すならリーズナブルな植物由来のリンゴ幹細胞

ヒト由来の幹細胞コスメは高い効果が期待できそうですが、価格が高いのが難点です。
化粧品成分として使われ出してまだ間もない頃よりも、かなり価格も落ち着いてきましたが、まだ、1ヵ月分の美容液や美容クリームで、1万円以上することが多いです。

植物由来の幹細胞コスメには細胞の活性化に不可欠な「レセプター」と「リガンド」の仕組みがない、といっても、そもそも、ヒト由来であれ、植物由来であれ、化粧品である以上は角質層までしか浸透できません。

そのため、植物由来だからといってヒト由来の幹細胞コスメに比べて効果が劣るとは考えにくいです。

といことであれば、高価なヒト由来のコスメに過度な期待をするよりも、植物由来の中でも実績のあるリーズナブルなリンゴ幹細胞コスメあたりを選択する方がいいでしょう。

リンゴ幹細胞コスメによく使われるリンゴは、4ヵ月もの間、腐らないリンゴとして有名な「ウトビラー・スパトラウバー」というリンゴ幹細胞エキスです。
このウトビラー・スパトラウバーのリンゴ幹細胞コスメは、今まで副作用や大きなトラブルも報告されていませんし、実績も長く安心です。

ただし、前述のようにヒト由来はもちろん、植物由来であっても、化粧品である以上、角質層までしか浸透できないので、メーカーが謳う幹細胞特有の効果はあまり期待しない方がいいでしょう。

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