無添加化粧品といえども防腐剤ばかりは腐れ縁!? パラベンにフェノキシエタノールその他諸々・・・。オススメの無添加化粧品、幹細胞コスメ比較ランキングなどご紹介。

無添加化粧品といえども防腐剤ばかりは腐れ縁!? パラベンにフェノキシエタノールその他諸々・・・2016.12.16

無添加化粧品といえども防腐剤ばかりは腐れ縁!? パラベンにフェノキシエタノールその他諸々・・・

すべてが茫漠...なのに逃れられない「防腐剤」

無添加化粧品、というと、皆さんまずはパラベンなどの防腐剤を気にされるのではないでしょうか。
2005年8月25日の朝日新聞にて、化粧品に配合される防腐剤の代表格であるパラベンがお肌の老化を招く、という内容の記事が掲載されました。
それ以来、パラベンを取り巻く様々な悪い噂が飛び交い、パラベンフリーの化粧品があたかも「無添加化粧品」であるかのごとくもてはやされました。もちろん、パラベン以外にも添加物は無限にあるのですが・・・。

そんな中、パラベンの対抗馬として出てきたのがフェノキシエタノールです。緑茶由来の成分であることから、現在でも「自然派化粧品」を謳う化粧品には多く使われています。
ただこちらについても、パラベンと比較すると殺菌作用が弱いため大量に入れる必要があるからかえって危険、天然由来の成分だからと言って安全とは限らない、とパラベン擁護派(?)から反論されています。
フェノキシエタノールについても、100%安全であるとは言い切れないようです。

だからと言って、お肌を整える栄養分たっぷりの化粧品に、もし防腐剤を入れなかったとしたらどうなるでしょう。あっという間に大量の雑菌が繁殖してしまいます。
また、化粧品はよほど悪い環境でない限り、未開封の状態で3年間品質をキープしなくてはならないと、薬事法で定められているのです。
このことから、残念ながら化粧品と防腐剤は切っても切れない縁でつながっていると言えましょう。

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そう考えると、果たしてパラベンとフェノキシエタノールでより安全なのはどちらなのか、それともこの二つ以外に完璧に安全な防腐剤の救世主が存在するのか、どうしても知りたくなってしまいます。でも、あえて結論から言いますと、現時点では完璧な答えは存在しない、というのが実情のようです。
見方、考え方によって安全にも危険にもなるのが防腐剤なのです。

パラベンのリスクは、強いて言えば環境ホルモンであること?

答えがないから諦めて!と言われても女性であれば何よりも大事なお肌にかかわること。そう簡単には、諦めきれませんよね。
どのような危険性があるのか、せめて「可能性」だけでも知りたいと思うのではないでしょうか。
では、現時点で分かっているウィークポイントをまずは挙げてみましょう。

まずはパラベンですが、冒頭の朝日新聞の記事にもあるように、紫外線に当たるとお肌の劣化を招くという実験結果が出ました。
但し、この実験、細胞をメチルパラベンの原液に24時間漬け込んだ後に紫外線を直接当てる、というかなり極端な実験方法となっています。
実際に厚生労働省で定められている化粧品への使用濃度は1%ですから、あまり神経質になる必要はないかも知れません。

一方、パラベンでは、0.3%、1000人中3人の方にアレルギー反応が見られます。
但し、パラベン以外の防腐剤についても同程度の確率でアレルギー反応が見られます。パラベンだけが特別に危ない、ということはありませんが、敏感肌の方はひとまずパッチテストなどを受けられたほうが良いかも知れません。

あともう一つ怖い点を挙げるとすると、パラベンは「環境ホルモン」特性があると言われています。
2015年のカリフォルニア大学バークレー校の研究によると、パラベンは微量であっても女性ホルモンと同じような働きをもち、乳がんリスクを高める、という結果が出ています。
また、2004年に英国のリーディング大学が行った研究によると、乳がん患者20名全員の細胞組織からパラベンが検出されたという結果が出ています。乳房に近い脇の下に使う制汗剤などについては、パラベンは避けたほうが良いのかも知れません。スプレーで吸い込むことも、あるでしょうし...。

喘息もち、頭痛もちの方はフェノキシエタノールにご注意を!

さて、次はフェノキシエタノールです。
良く言われるのが、「パラベンと比べて殺菌効果が弱いから沢山入れなくてはならず、かえってお肌に悪い」という点です。ただこちらも、近年は研究が進み、他の防腐剤とうまく組み合わせることでパラベン並みに使用量を抑えられるようになったと言われています。
殺菌剤としても、パラベンで抑えられないタイプの菌の繁殖を抑えてくれることから、パラベンやその他の防腐剤と組み合わせ、少量で使われることが多いようです。

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加えてフェノキシエタノールはパラベンと比較するとアレルギー特性も低いと言われており、一見安心に見えます。
しかし、一概にそうとも言い切れません。万が一「食べたとき」の急性毒性を見てみるとパラベンが約2.5g/1kgであるのに対し、フェノキシエタノールは、約1g/体重1kgと倍以上です。
また、使用濃度もパラベン同様に1%以下と定められていますから、パラベンと比較して特別安全、とも言えないようです。

その他、フェノキシエタノールについて特筆すべきことは、揮発性の成分であるという点です。つまり、肌についた成分が蒸発することにより、呼吸器系の障害を引き起こすことがあるからです。
のどが痛くなったり、咳が増えたりする可能性があります。喘息の持病があるなど、呼吸器系が弱い方は使用を控えたほうが良いかも知れません。
加えて、人によっては頭痛を引き起こしてしまうというケースもあります。もし、風邪をひいたわけでもないのに最近頭痛がする、という方は、お手持ちの化粧水などの成分を今一度確認してみてください。

ポストパラベン!ポストフェノキシエタノール!といきたいところですが...

もちろん、防腐剤については代表格のパラベンとフェノキシエタノール以外にも数多くの成分が使われています。
その中で「確実に」安全なものがあるかというと、少し微妙です。よく使われるものを挙げると、安息香酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノンなどがありますが、これらはすべてパラベン同様「旧表示指定成分」なのです...。

旧表示指定成分とは、1980年に当時の厚生省によって体質によってアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす恐れがあるとされた成分のことです。アレルギーのみならず、安息香酸や安息香酸ナトリウムなどは、ビタミンCと混ぜると化学反応を起こしてベンゼンという毒物になってしまうことから、栄養ドリンクなどに入れる場合は問題視されていました。
またデヒドロ酢酸ナトリウムはお肌においてはアレルギー皮膚炎を起こす可能性があると言われており、加えて食用にすると肝機能障害などを起こすことから、食品添加物としては日本とアメリカでしか許可されていません。
さらに、メチル(クロロ)イソチアゾリノンについては、アレルギーを起こす確率が高いことから、欧州では使用禁止になっています。

上記以外の防腐剤についても似たり寄ったりで、お肌の上にのせて確実に安全、と言い切れる防腐剤はないというのが現状です。
では、合成された成分ではなく、自然由来のものなら安全なのでは?とお考えになるかも知れませんが、フェノキシエタノールが100%安全とは言い切れないように、自然由来だからと言って安心、とも言い切れません。

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例えば、1936年にタイワンヒノキの抽出物から開発されたヒノキチオールは、パラベンなどよりはるかに強い殺菌力を誇りますが、同時に刺激性の強さでも知られており、使用量はパラベンの10分の1以下に制限されています。
さらには胎児の奇形を引き起こす可能性も示唆されています。
また、ローズマリーエキスについても、急性の症状が出ることは少ないようですが、数か月以上使っているうちにゆっくりとアレルギー症状が出ることがあるようです。
また、柑橘系にありがちな光毒性(紫外線に当たることによってお肌にダメージを与えること)も認められます。

オーガニックコスメ認証済みだからと言って防腐剤フリーとは限らない現実

でも、オーガニックコスメ認証済みの化粧品であれば、安全な成分のみを確実に選別されているのではないか、とお考えの方もいらっしゃると思います。
ただ、オーガニックコスメ認証の化粧品であっても「化粧品を腐らせてはならない」ということは同じ。つまりは、防腐剤を無縁にはできないということです。
常温保存可能な化粧品の中で、防腐剤を入れないで済む、ということは前述の通り絶対にありえません。
また、オーガニックコスメ認証といっても、世界共通、絶対の基準ではありません。その認証機関の価値観や独自の調査結果によって使ってもよい防腐剤を選んでいます。
言い換えれば、その認証機関が選んだ防腐剤が、どんなに安全なもの、あるいは安全とされる量であったとしても、あなたのお肌にとっては有害な場合もあり得る、ということです。

以下、代表的なオーガニック認証において、防腐剤の利用をどこまで許しているか見てみましょう。
意外にも、化学合成された防腐剤や日本において「旧表示指定成分」である防腐剤を使っていることが多い事に驚かされると思います。

  • エコサート(フランス)

    保存料として認められるのは、安息香酸、蟻酸、プロピオン酸、サリチル酸、ソルビン酸、ベンジル酸。加工原料は0.5%までのパラベンならびにフェノキシエタノールで保存可。

  • BDIH(ドイツ)

    保存料としては自然の、またはいくつかの天然由来と同等の、ということは、自然成分を模して合成された成分は許される。例えば安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、ベンジルアルコールなどがこれに当たる。

  • ネイトルー(ベルギー)

    NaTrueにおいてはすべての原料(水を除く)は次のどれかに該当し、そのほかの物質は排除されます。

    • 天然
    • ネイチャーアイデンティカル(鉱石やクレイなど)
    • 天然に近い素材(合成防腐剤、合成界面活性剤を含む)

(※「日本オーガニックコスメ協会」HPより引用)

などです。
もちろん、フランスのコスメビオやドイツのデメターなど、化学合成された防腐剤の利用を禁止しているオーガニックコスメ認証もあります。
ただ、前述したように、天然の防腐剤だからと言って、あなたのお肌にとって100%安全とは限りません。
また、天然の防腐剤というのは、パラベンなどと違って利用実績や治験データも少ないのが現状です。そのため、考えようによっては、「本当に安全なのかどうか分からない」という見方もできます。

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なるべく、防腐剤を避けたい方のためのシンプルスキンケア

以上のように、入れないわけにはいかないけれど、入れたら入れたで100%安心・安全とは言い切れない防腐剤ですが、現在はごく少量で確実な効果を出す方法の開発も進んできています。
アレルギーを引き起こす可能性も、ほとんどの防腐剤において、1%以下です。そのため、防腐剤についてはむやみやたらと神経質になる必要はない、というのが一般的な見方です。とはいえ、アレルギー体質の方などは少しでも余計な刺激を避けたい、と思われることでしょう。

少しでも防腐剤の使用を減らそうと思うのであれば、まずはお顔やお体を洗う際は「純石鹸」をご利用になってはいかがでしょうか。
純石鹸は、基本的に「脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウムが98%以上のもの」と定義づけられています。純石鹸はアルカリ性が強いため、防腐剤を入れなくても基本的には腐敗しません。
もちろん、人工的な香料や着色料が含まれていないことが大前提にはなりますが...。

また、防腐剤は基本的には水分の腐敗を防ぐために使われます。
保湿剤は下手な美容液を使うよりはオリーブオイルやアルガンオイル、椿油などの天然オイルを使われてはいかがでしょうか。
なお、ヒアルロン酸100%原液、コラーゲン100%原液などの「原液」とあるものについては誤解されないようご注意ください。決してヒアルロン酸なりコラーゲンが100%という意味ではなく、基本的には水と防腐剤が含まれていますので、成分表をよく確認してください。

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